歩行とヨガを分析
ヨガをすると、姿勢が良くなると言われています。これは本当です。
『立つ』と言うことだけでも「正しい姿勢で立つ」、「正しくない姿勢で立つ」だけでも使う筋肉が違います。
正しくない姿勢で立っていると、使わなくて良い筋肉が使われ、
変に筋肉に力が入り、「凝り」として現れます。
今回は、ヨガを通して「正しく立つ」、、そして「歩く」を分析していきます。
1 歩行を分析
私達は、毎日自然に歩いています。呼吸も無意識にしています。
よく言われるウォーキングは歩行の一種です。
普通に息をしながら歩いています。これは立派な有酸素運動です。
歩行することで、脂肪を燃焼し、代謝も良くなります。
代謝が良くなると、血糖値や血中脂質、血圧の調整にも良い効果があります。
また、骨に刺激がいくことで、骨粗相症の予防になります。
脳のホルモンの分泌も良くなり、抑うつ効果、認知症予防にもなると言われています。
1–⑴正常な姿勢を分析
筋肉が緊張しすぎていたり、弛緩しすぎていたりすることなく、
全身に力が平等に分布されている状態です。
部分的に特別な無理をかけることがなく、全体が強力し合っている体は、
動きや刺激に対してもすぐに変化し適応できます。
また、自由に動くときにも体幹を中心に対照的に調和して動きます。
1–⑵しっかり歩くためには体を支える筋肉が必要
いくつになっても自分の足で歩くには、体を支える筋肉が必要です。
特別なことをしなくても、日常的に「立つ」「歩く」などの動きを正しくするだけで良いのです。
1–⑶筋肉の緊張と柔軟性向上のメリット
筋肉の緊張で血液循環が滞ると各臓器や細胞への血液供給が低下し、
酸素や栄養不足をひき起こします。
それにより、細胞内に疲労や痛みの原因となる汚染物質や有害物質が蓄積されやすくなります。
2 ヨガには姿勢を良くする効果があるって本当?
ヨガをすると骨格が本来持っている自然な姿勢に戻り、
背骨や骨盤を支える筋肉が鍛えられ、体幹がしっかりし、
姿勢改善に効果があると言われています。
2–⑴正しい立ち方
正しく立つだけで、立つための筋肉が鍛えられます。
これは猫背や反り腰の改善になります。
習慣づけることで気づいたら、正しく立っているようになります。
2–⑵ヨガの基本 「山のポーズ(Tadasanaタダーサナ)」
これはヨガの基本、ヨガを志す物、最初はこれをきっちり教え込まれます。
①足裏3点で体を支えます。
②真っ直ぐに立ち、足、膝は正面を向いています。
③肩は力が入らず、両手は体の横に自然に下ろします。
簡単そうですが、これが大変なんです。
中学生や高校生の頃、学校に骨の見本があったでしょう?
頭蓋骨の上から吊られていて、動かすと骨がぶらぶら揺れるみたいな、、、。
骨は、関節の可動域の動きは出来ますが、筋肉がそれぞれの骨についていて、
それが原因で、本来持っている骨の動きが妨げられています。
では①の足裏3点で体を支える。
これをするには、、、まず、真っ直ぐに立ってみます。足もとから正していきます。
a 踵と親指の付け根(母趾球)と小指の付け根(小趾球)の3点を意識して立ちます。
足の指を全部上げて、小指から1本1本、床に下ろすイメージで全部の指を床に下ろします。
b 次に、耳に肩を近づける感じで息を吸い、吐きながら肩を後ろに回す感じで下ろします。
c お尻の穴に軽く力を入れ、下腹部を引き締めます。
d 足の裏は床を蹴るイメージ、背筋は頭のてっぺんを糸で引き上げられているように
自然に伸びます。肩は上がらないように、両手は体の横。
第3指、お兄さん指は床を指すイメージです。
横から見ると、耳の穴、肩峰(肩の先端)、大転子部、腓骨(膝の横下の出っぱり)、
踝(外くるぶし)が一直線になります。
3–⑴正しい立ち方の効果は
「正しい立ち方」これを実践していると、立つことに必要な筋肉が鍛えられます。
足を正面に向けて立つだけで猫背や反り腰の改善につながります。
お尻の穴に軽く力を入れることで大臀筋や下腹部に意識が入り
、骨盤底筋群にも影響し、特に女性には好影響を与えます。
肩に力が入りすぎないことで肩こりの緩和や、猫背の改善に効果があります。
真っ直ぐに立って、足と膝は正面、頭のてっぺんを糸で吊り上げられるように
上に伸びる感じです。
3–⑵姿勢の改善
最初はわかりませんが、意識して続けていくと、
「姿勢が良いね」と言われるようになります。
姿勢が良くなり、少しの工夫、、、
足を少し高く上げることや腕を特に後ろに振り上げることを意識すると、
さらなる歩行の強化に繋がります。
【まとめ】
ヨガの効果
ヨガの基本は正しく立つことに始まります。 普段、なかなかできていないことです。
正しく立つことから始めて、正しい歩行をすることで、
肩こりや腰痛などの当たり前になるような苦痛から解放されます。
まずは正しい姿勢を意識して、、そして歩きましょう。
また、ヨガのポーズの動きには「前屈」「後屈」「側屈」「回旋」「バランス」「逆転」の6つの動きがあります。
背骨を動かすポーズが多く、背骨を動かすことで自律神経の交感神経と副交感神経の調整を行うこともできるんです。
まずは正しい姿勢と歩行を行うことです。ヨガはとてもお勧めなので機会があったら是非取組んでみてください。
佐々木政子 30代女性
ヨガ教室講師をしています。
ヨガは姿勢を良くする為の要素が沢山で良い姿勢を実現する為の自然なトレーニングになります。
私もお陰様で「姿勢が良いね」とよく言われます。
歩行姿勢、歩き方も自然と美しくなり、地域イベントですがファッションショーのモデルに呼ばれたこともあります!
食べること、良い香りが大好きで美容も興味津々です。
現在、サーカディアンリズムと自律神経を考えたヨガポーズも学習中です。
歩行解析デバイスAYUMI EYEで歩行分析
AYUMI EYEはご利用者様の腰に専用ベルトを用いて装着し、10m歩くだけで評価を行うことが可能です。
バランスや歩行速度などがその場でiPad専用アプリにて解析され、結果が点数・マップ化してすぐに見ることができます。
測定者の評価の効率が上がるとともに、ご利用者様にもその場で結果を共有できるため、歩行の改善や歩行補助具の選定があっているのか、互いに確認することができます。
簡便な操作で分かりやすい結果をフィードバックできるAYUMI EYEを使用し、歩行分析を行ってみてはいかがでしょうか。
お問い合わせ
03-5447-5470 受付時間:平日 9:00~18:00