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円背姿勢の改善につながる歩行練習

円背姿勢の改善につながる歩行練習

高齢者に多く加齢変性によって生じる姿勢変化である「円背姿勢」。

筋力低下が原因で起こる円背姿勢は、正しい歩行練習を続けることで改善や予防が図れます。

今回、円背姿勢の特徴や改善につながる歩行練習を紹介します。

円背姿勢は姿勢が悪く見えるだけではなく、骨折や誤嚥、転倒などのリスクにもつながるおそれがあります。いつまでも美しい姿勢を目指して、円背姿勢の改善や予防に役立てていきましょう。

円背姿勢とは?

円背姿勢は、一般的には猫背と表現されていることもありますが、専門的には胸にある胸椎の後弯が増大している状態を言います。

人間の骨は本来、首から腰にかけてゆるやかなS字を描く形で体のバランスを保っています。

しかし、加齢に伴うさまざまな原因により、胸の胸椎部分が前に倒れて背中が丸くなり、円背姿勢になります。

円背姿勢の改善は、原因や特徴を正しく把握していくことが求められます。

円背姿勢で起こりやすい症状や影響

円背姿勢が原因で起こりやすい症状や影響について、確認していきましょう。

圧迫骨折

円背姿勢を続けていると「いつのまにか骨折」と呼ばれている、高齢者が起こりやすい圧迫骨折のリスクが高くなります。

また、円背姿勢に加えて捻れ動作なども加わると、ますます骨折部の圧潰を進めてしまいます。

骨折部の圧潰がひどくなると、歩くだけでなく前かがみになるだけでも痛みを感じてしまいます。

誤嚥

円背姿勢になると、胸が前に倒れることで頭部は視界を保つために自然とあごが上がります。

あごが上がると気道が広がり、物を食べたときに「誤嚥」と呼ばれる気道に食べ物が転がりやすくなります。

また、誤嚥すると誤嚥性肺炎という危険な病気にもなりやすいため、注意が必要です。

転倒

円背姿勢は、頭部が前方へ突出する姿勢になり、身体のバランスを取るために下半身は常に緊張状態が続きます。

下半身の緊張状態は、全身の筋肉をスムーズに動かす機能が発揮できなくなります。

また、筋肉が凝り固まったり、使わない筋肉が増えたりします。

その結果、筋力やバランスを保つ能力が低下してしまい転倒のリスクが高まります。

呼吸が浅くなる

円背姿勢は胸や肋骨が丸くなり、肋骨付近の筋肉も固まってしまいます。

筋肉が凝り固まると肋骨の動きが悪くなり、呼吸時に肺が膨らみにくくなるため、呼吸が浅くなってしまいます。

浅い呼吸は、体の隅々まで十分な酸素や栄養が運ばれなくなります。

酸素や栄養が十分に送れないため、体を動かすための機能が低下してしまいます。

円背姿勢の原因

円背姿勢は、主に次のような原因が考えられます。それぞれの特徴について、確認していきましょう。

病気

円背姿勢は、生まれつき脊椎の変形や骨形成不全症、あるいは腫瘍などで起こりますが、全体的な割合としては、ごく稀です。

また、加齢に伴う主な病気で挙げられるのは骨粗鬆症による脊柱の変形です。

骨粗鬆症で弱った椎体に尻もちをつくなどで過重が加わると、圧迫骨折が起きてしまい、何度も繰り返すと骨の変形が進みます。

なお、骨の変形による病気が原因の円背姿勢は、改善が難しい場合があります。

筋力低下

円背姿勢の大きな原因に挙げられるのが、加齢に伴う筋力の低下です。

筋力が低下すると、体のバランスが維持できなくなり、姿勢が崩れていく事が大きな原因です。

筋力低下が原因の場合、姿勢や歩き方を意識すれば、円背姿勢は姿勢改善することができます。

猫背姿勢

高齢者に多い円背姿勢ですが、若い頃からの姿勢が影響することがあります。特に、気をつけたいのが猫背です。

猫背の習慣が身についていると、体のバランスを取るため、常に背中は緊張状態にあります。

若い頃は筋肉があるため姿勢制御がしっかり機能してますが、加齢とともに筋力低下が重なると姿勢制御が効かなくなります。

すると、前向きに倒れやすくなり転倒を防ぐために、骨盤を後ろに移動してバランスを取ろうとします。

やがて、骨盤を後ろにした状態のまま脊柱全体が固まってしまい、円背姿勢につながります。

円背姿勢の改善につながる歩行練習

筋力低下にともなう円背姿勢は、正しい歩行練習によって姿勢を正しくする努力をしていけば、次第に改善が期待できます。

次に、円背姿勢の改善につながる歩行練習についてお伝えしますので、正しい歩き方の習慣を身につけていきましょう。

円背姿勢の人は、常に足より先に上半身が前に出ているため、歩く際には足は体の垂直姿勢の下にくるように心がけましょう。

体の下に足が着くように意識すると、推進力が高まり体のバランスも良くなります。

また、立つ時や歩く際に身体を支持してくれる抗重力筋も鍛えることができます。

抗重力筋で特に大事なのは、背中側にある脊柱起立筋群やハムストリングス、下腿三頭筋です。抗重力筋を鍛えていくことにより、体の重心が変化していき円背姿勢が改善されます。

また、抗重力筋を鍛える歩行練習として、後ろ歩きがあります。 後ろ歩きでは、歩行をリズム良く行えるので、効率的にハムストリングスやふくらはぎが鍛えられます。

まとめ

今回は「円背姿勢の改善につながる歩行練習」についてお伝えしました。

筋力低下が原因の円背姿勢は、正しい改善が可能ですが、そのためには今の歩行状態を把握しておくことが必要です。

AYUMI EYEは、歩行バランスの能力分析や解析に長けており、子どもから高齢者まで誰でも簡単に今の歩行状態が確認できます。

ぜひ、AYUMI EYEで、ご自身の現在の歩行状態を確認していただき、円背姿勢の改善や予防に役立てていきましょう。

〈参考資料〉
円背姿勢は立位姿勢制御能に影響を及ぼすのか?
(宮澤 拓,国分 貴徳,小平 寛岳,瀧谷 春奈,金村 尚彦,髙栁 清美)


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簡便な操作で分かりやすい結果をフィードバックできるAYUMI EYEを使用し、歩行分析を行ってみてはいかがでしょうか。

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