実際にAYUMI EYE medicalを現場で導入いただいた、こうのす共生病院 科長の中里先生、および、リハビリテーション統括部長の片桐先生に、AYUMI EYEを知っていただいたきっかけや、使用感、現場スタッフさまの感想など、インタビューを行いました。
まず「こうのす共生病院」さまについて教えてください
当院は病院でありながら医療保険と介護保険の両方の事業をしていまして、医療の方は入院と外来で行い、介護では訪問リハビリテーションと短時間型の通所リハビリテーションを行っています。
介護保険の通所の方は入浴や食事の提供はなく運動に特化して運営しています。
その他の特徴としましては、疾患別リハビリテーションを4種類できるようになり最近では今年の7月から心大血管疾患リハビリの運用ができるようになりました。
その他には腎臓リハビリテーションや再生医療の中でのリハビリテーションも行っています。
急性期~亜急性期,地域包括ケア病床,在宅など幅広いリハビリテーションを提供しています。
導入しようと思ったきっかけはなんでしょうか?
まず、初めてAYUMI EYEを知ったのはEXPO(展示会)でした。
病院として新病院を立ち上げる時期でスマートホスピタル(DX化)を目指して色々な機器を探していた中でAYUMI EYEと出会いました。
リハビリに対しての評価項目で可視化できるものが少ない中で診療報酬も算定できるAYUMIEYEが凄く魅力的だったのを覚えています。
導入の決め手は何でしょうか?
デモ機をお借りして使ってみて実際にその場ですぐ解析できて可視化されたデータがその場で患者さまにフィードバックできるのがとてもよかったことと、医療機器の中では初期導入費用もかからず月に9名算定できれば月々のレンタル料は賄えるのが決め手になりました。
導入はスムーズに行えましたか?
まず、率先して自分の担当の患者さまに実施していきました。
実施および算定にあたり、当院独自の使用基準を設けさせてもらいました。
この検査自体が対象疾患などの明確な規定がなくあくまで平衡機能検査の中の動作分析検査という名目なので、基準のないままいろいろな対象に測定して実績をあげてしまうのは算定上のリスクがあると思っていました。
そのため、こちらである一定に基準(転倒リスクの高い方)を設けさせてもらった経緯もあります。
動作分析検査とはいえ、平衡機能検査の一部なので単純にリハビリの一環として行うだけでなくバランス能力の低下がある方を前提として算定するように院内で話して決めました。
使用する基準としては、下肢疾患・腰部疾患のある方、転倒歴のある方、運動器不安定症の診断基準に該当する方、運動耐用能の低下に伴いバランス能力低下が予測される方を設けました。
また、病院ですと病棟看護師が定期的に転倒転落アセスメントを評価しており、そのアセスメント結果に応じて転倒リスクへの対応をしています。
そのため、転倒リスクの経過を追っていく上でも有効だというところもあって転倒・転落アセスメントの基準(転倒転落アセスメントスコアの2以上の方を基準)をもとにリスクが高い方を優先的に測定しました。
加えて測定者基準とリストを提示して徐々に病院にも受け入れられていった印象です。
最初はスタッフに意識して測定してもらうのに成功事例や活用事例として自分が積極的に使ってみて症例として結果を共有し、(算定は月に一度だが)リハ前とリハ後などで測定し変化をみることや安静度自立を変えるタイミングのときに測定しFunctional Balance Scale(FBS)と比べてどうなのかなど実績を作るところから始めたのでそういう意味では少し苦労しました。
今では新人教育でも使用するなど、導入から1年ほどかけてようやく使うのが当たり前の状況になってきた感じです。
導入したことによるメリットは何でしょうか?
測定時にバランスや歩幅など変化を患者さまも実感していただけて、モチベーションの向上にもなり、AYUMI EYEの測定結果をリハ会議でも先生が直接話をしてくれるので患者さまもリハビリの効果をより感じやすいのがメリットとして感じています。
導入の効果や利便性、患者さまやご利用者さまの反応は?
患者さまにとってはリハビリの自覚があまりない人でもリハビリの効果を客観的に把握できるため実感していただけて、そのためモチベーションの向上などの心理的効果もあると思います。
AYUMI EYEをご検討している方に一言お願いします
患者さまに「見える化」された歩行データが示せて、行動変容に繋がるモチベーションの維持・向上が得られるのが一番で、さらに経営面でも算定が取れるのでいつものリハビリに少しだけAYUMI EYEの測定を少しプラスするだけでこれだけの成果が得られますので、まずデモで自分の病院や施設でも運用可能かどうかお試ししてみることをオススメします。
歩行解析デバイスAYUMI EYEで歩行分析
AYUMI EYEはご利用者様の腰に専用ベルトを用いて装着し、10m歩くだけで評価を行うことが可能です。
バランスや歩行速度などがその場でiPad専用アプリにて解析され、結果が点数・マップ化してすぐに見ることができます。
測定者の評価の効率が上がるとともに、ご利用者様にもその場で結果を共有できるため、歩行の改善や歩行補助具の選定があっているのか、互いに確認することができます。
簡便な操作で分かりやすい結果をフィードバックできるAYUMI EYEを使用し、歩行分析を行ってみてはいかがでしょうか。
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