加速度について、ご紹介します。
加速度とは
加速度とは、1秒間に変化する速度の変化量のことをいい、1秒間にどれだけ速く又は遅くなったかということがわかります。
歩く速さの変わり具合は、「勢いのよさ」と同意で、前後左右上下方向の勢いのよさを計測することによって、歩行の加速度を数値化することができます。
独自のアルゴリズムについて
歩行時の前後左右上下方向加速度を用いて、足の接地(initial contact:IC)の瞬間や左右等を規定しています。
「踵が接地した瞬間」「脚を振っている瞬間」「片脚で立っている瞬間」などの勢いのよさの特徴を「一般的に歩く時はこうなる」というルールに則って比較計算し特徴を抽出します。
一般的な加速度の算出方法
身体各部 / 身体合成重心近似の加速度
・空間絶対座標系データではない
・骨盤の前後傾などの影響を受ける
・重力を加速度と検知するため計測器の向きと補正の計算に注意
・周波数帯の選択
・センサー → 出力電圧 A/Dコンバータ用ソフト変換
・静止時のデータを参考
・フィルタリング ローパスフィルタ
・1回積分で速度 2回積分で変位 誤差の影響の調整(静止立位と比較など)
加速度データからICを規定
ICのタイミングが最重要
歩行中および立位静止時における重心近傍の3次元加速度波形の特徴を詳細に解析します。