糖尿病患者の歩行に潜むリスクとは?安全で効果的な歩き方のポイント

糖尿病は足のトラブルになることが多いため、歩行に注意する必要があります。

 

そこで、今回こちらの記事では、糖尿病患者の歩行の特徴や安全で効果的な歩き方について詳しくご説明します。

ぜひ、こちらの記事を参考にしていただき、糖尿病患者の歩行リハビリや歩行能力維持・向上にお役立てください。

 

糖尿病患者の足のトラブル

糖尿病患者に生じる足のトラブルをまとめて「糖尿病足病変」と言います。

 

糖尿病足病変は、足の血流障害や感覚低下など神経障害が合併していることが原因で、足の胼胝や潰瘍、壊疽の症状が現れます。

また、神経障害は特に下肢に多く起こる傾向です。

 

全国約20万人の調査を行ったデータでも、糖尿病患者の約30%が足をつる症状が確認されています。

 

さらに、約15〜20%が足のしびれなど感覚異常を経験していることも分かっています。

 

なお、感覚神経障害により潰瘍や壊疽を発症した糖尿病患者は、歩行でも症状が悪化する危険性があるため、くれぐれも注意が必要です。

 

(引用;糖尿病ネットワーク)

(引用;糖尿病足病変)

糖尿病患者の歩行の必要性

糖尿病患者の血糖値をコントロールするために、歩行は効果が期待できます。

歩行など有酸素運動を行うと筋肉への血流が増えます。すると、ブドウ糖を細胞の中に多く取り入れることができるため、インスリンの効果が高まることで血糖値を低下させることができるのです。

 

また、運動強度の高い筋トレで筋肉を増やす方法も、インスリン抵抗性の改善が期待できます。

 

しかし、強度の高い激しい運動は注意が必要です。

 

カテコラミンやグルカゴンなど血糖値を上げるホルモン分泌が増えることで、一時的に血糖値が高くなってしまうのです。さらに、どんなに効果的な運動であってもハードな運動では、一時的で終わってしまう可能性もあります。

 

そのため、歩行のような強度で継続性が高い運動は、糖尿病患者の症状改善に有用であると言えます。

 

(引用;糖尿病の運動のはなし)

糖尿病患者の歩行の注意点

糖尿病患者は歩行による運動療法を継続することにより、糖尿病の病状の改善につながる効果が期待できます。

しかし、やり方を誤ってしまうと病状が悪化したり、新たな合併症を引き起こしたりしてしまいます

 

特に、進行した糖尿病合併症がある患者は、リスクが増大してしまうことがあるため、注意が必要です。また、服薬している薬剤によっては、運動中の心拍数や血圧に影響を及ぼす場合があります。

 

そのため、歩行頻度や時間など適切な方法を医師と相談の上、実施する必要があります。

 

(引用;糖尿病を改善するための運動)

糖尿病患者の安全な歩き方のポイント

次に、糖尿病患者の安全で効果的な歩き方のポイントをご紹介します。

 

・運動強度

・運動頻度

・バランス機能

 

それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。

運動強度

歩行の際は、中等度の強度レベルで行うと良いでしょう。

中等度の運動強度としては、ウォーキングの速度4.0km/時間程度になります。

 

また、最大酸素摂取量の50%前後、運動時心拍数が50歳未満で100-120拍/分、50歳以降で100拍/分以内が目安です。

なお、不整脈などで心拍数を指標にできない場合は、ややきついと感じる程度か楽に感じる程度で行いましょう。

 

さらに、運動に慣れてきたら運動強度を増やすことも検討しますが、その際年齢や体力にはくれぐれも注意しましょう。

 

(引用;糖尿病を改善するための運動)

運動頻度

運動頻度の目標としては、1回15〜30分間を1日2回程度を目安にしましょう。

 

また、1日の歩行数としては、約10,000歩を目標にすると良いです。

なお、糖尿病患者の糖代謝の改善については、運動後12〜72時間持続すると言われています。

 

血糖値を低下させるためにも、運動を実施しない日を2日間以上続けないようにすることが大切です。

 

そのため、運動を実施する時間がない場合でも、通勤時に歩行したり、階段を使ったりするなど積極的に歩行を取り入れましょう。

 

ただし、虚血性心疾患など合併症患者や高齢者の方は、高い頻度や回数での実施は控えるようにしましょう。

 

(引用;糖尿病を改善するための運動)

バランス機能

今までのデータで糖尿病の患者は、糖尿病ではない人と比べて1.5〜3倍転倒しやすいことが報告されています。

 

その理由としては、バランス機能の低下が考えられます。

筋力低下に伴う身体能力の低下や神経障害による手足の感覚低下が原因で、バランス機能の低下を招いているのです。

 

また、転倒は骨折を誘発しやすくなるため、骨折による長期の安静は糖尿病治療の妨げにもなります。

 

そのため、バランス機能改善の歩行練習を行う必要がありますが、その際は患者の歩容を細かく評価・観察しながら行うことが重要です。

まとめ

今回は「糖尿病患者の歩行に潜むリスクとは?安全で効果的な歩き方のポイント」についてご説明しました。

糖尿病患者の安全で効果的な歩き方を目指すには、正しい歩行の形を知る必要があるでしょう。

 

そこで最後に、糖尿病患者の歩行フォームを改善するデバイスである「AYUMI EYE」をご紹介します。AYUMI EYEは、正しい歩行に必要な「バランス」「リズム」「推進力」を正確に測定・評価することができます。

 

糖尿病患者の歩行の特徴を分析して歩行改善につなげるため、安全で効果的な歩行の習得が可能です。

ぜひ、歩行分析を活用しながら、正しい歩行フォームの習得と歩行能力向上を目指しましょう。

 

(参考資料)

(引用;糖尿病ネットワーク)

(引用;糖尿病足病変)

(引用;糖尿病の運動のはなし)

(引用;糖尿病を改善するための運動)

 


歩行解析デバイスAYUMI EYEで歩行分析

AYUMI EYEはご利用者様の腰に専用ベルトを用いて装着し、10m歩くだけで評価を行うことが可能です。

バランスや歩行速度などがその場でiPad専用アプリにて解析され、結果が点数・マップ化してすぐに見ることができます。

測定者の評価の効率が上がるとともに、ご利用者様にもその場で結果を共有できるため、歩行の改善や歩行補助具の選定があっているのか、互いに確認することができます。

簡便な操作で分かりやすい結果をフィードバックできるAYUMI EYEを使用し、歩行分析を行ってみてはいかがでしょうか。

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歩行時のバランスの重要性と改善方法 著者:佐藤洋平(EHA監修)
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