足が上がらない!?意外と知らない原因と改善方法で歩行能力アップへ

“歩行やウォーキングは健康に良い”というフレーズを皆さん一度は耳にしたことがあると思います。

1日10,000歩が目安」なんて言葉もあったかと思います。

なぜ10,000歩なのかというと、その理由は単純明快で、10,000歩歩けば1日に摂取するカロリーをしっかり消費出来るからなのだそうです。

これは「万歩計」の由来にもなっているのですが、一部の研究結果報告によると、健康のためには1日10,000歩も必要ではなく、7,000~8,000歩がもっとも効果的といわれております。

いざ健康のために歩こうとしたら思いの外、脚が上がらない → 歩くことが億劫になって歩く気にならない なんてことはないでしょうか?

今回は脚が上がらない理由や原因、改善方法についてご紹介したいと思います。

脚が上がらない理由や原因について

私たち人間の身体は、無意識に多くの筋肉や神経などを使っています。その過程で当然脚も動かしています。

その中でも「脚を上げる」という動作は、一定の筋力の各関節のスムーズな運動が必要となります。そのため、疲労や脚の痛みなど、ちょっとしたことが引き金となり、脚が上がらない、脚が上げにくいといったことへ繋がる場合があります。

脚が上がらない原因が、実は病気によるもので起こる場合があります。その一例をご紹介します。

脳や神経系の病気

脳や神経系が病気によって脚が上がらない、上げにくいといったことが起こる場合があります。主に以下病気が挙げられます。

脳卒中

脳へ正常に血流されなくなることにより、脳の神経細胞が壊死してしまう症状です。以下のような病名が挙げられます。

脳梗塞(のうこうそく):脳の血管が詰まってしまったり、閉じてしまうことで脳への血流量が減り、細胞が壊死してしまうことを指します。状態によってはリハビリなどが必要になります。

脳出血:脳の血管が破れ、脳内で出血を起こすことを指します。手足の痺れやマヒなどの感覚障害が後遺症として残る場合があります。手足に麻痺が残った場合は、歩行障害が起こることがあります。

くも膜下出血:脳動脈瘤(のうどうみゃくりゅう)といわれる血管の膨らみ、突発的に破裂することを指します。

一過性脳虚血発作(いっかせいのうきょけつほっさ):脳への血流が一時的に悪くなり、手足の片方に痺れやマヒ、言語障害や運動障害といった症状が短時間で現れて消える状態のことを指します。

パーキンソン病:脳からの命令を筋肉に伝える「ドーパミン神経細胞」の減少が原因で起こると、現在の研究結果では考えられています。 手足の震えや表情のこわばりなどの症状が現れ、「前屈みで狭い歩幅で歩く」などの歩行変化が見られます。

末梢神経障害(まっしょうしんけいしょうがい)

運動神経や感覚神経、自律神経などの神経系がダメージを受け、働きが悪くなることで起こる障害のことです。以下のような症状が挙げられます。

運動神経障害:手足の筋力が低下したり、筋肉が痩せてしまう症状です。

感覚神経障害:痺れや痛みが生じる場合や、感覚が鈍くなったり、消失してしまう症状です。

自律神経障害:手足の発汗障害や異常知覚などがみられる症状です。

腓骨神経麻痺(ひこつしんけいまひ)

膝の「腓骨神経」という神経が損傷することで起こる症状です。脚を組んだり、きついストッキングを履くなど、神経が圧迫されることで神経が傷むことがあります。

脊髄炎/脊髄症(せきずいえん/せきずいしょう)

どちらも手足のマヒなどが起こります。脚に力が入りにくくなってしまい、階段の上り下りなどが日常生活に支障をきたす場合があります。

脊髄炎:脊髄に炎症が起こる病気です。

脊髄症:脊髄炎とは別で、何らかの理由で脊髄が圧迫されることによって生じる病気です。

骨の病気や筋肉組織の異常によって、正常に脚が上がらない、上がりにくいことがあります。主に挙げられるのは以下の症状です。

変形性関節症(へんけいせいかんせつしょう):関節の軟骨組織が擦り減ることで起こる症状です。 スムーズに動かなくなるため、関節同士の骨が摩擦を起こして炎症を引き起こしたり、体液が溜まったりする場合があります。

脊椎疾患(けいついしっかん):外傷や炎症、腫瘍などさまざまな原因によって、脊柱や脊柱管を通る神経に異常をきたす症状です。   以上が、比較的高い割合で原因となる病気になります。

スムーズに脚が上げれるようにするために

脳や神経系が病気の場合は、リハビリによる歩行訓練や、足腰の筋力アップなどにより、回復や改善が見込める場合があります。

筋肉や骨の病気は、食生活の見直しやストレスの発散、生活リズムの改善などにより、改善の可能性があります。

筋力は年齢とともに衰えると思われがちですが、実は加齢が原因で大きく減少することが少ないのが筋肉組織といわれてます。

日々の運動量が減る → 筋繊維が細くなる → 足腰の筋力低下 → 脚が上がらない といった悪循環に陥ることになります。

ご自身のペースで、ゆっくりとした動きを心掛ければ、年齢を重ねても筋力の向上は充分可能です。

筋繊維が細くなると脂肪もつきやすくなり、結果、肥満に繋がる恐れもあるため、健康維持には地道なトレーニングが大変重要です。

まとめ

「脚が上がらない」といった原因は、実は病気によるもので、筋力の低下が招いていることがあります。

もちろん、外傷や筋肉痛といった一時的な損傷による場合も充分考えられますが、いつまで経っても変わらない、回復しない、歩行に不安や悩みを抱えているなどといった場合は、一度医師に相談してみることが近道と考えます。

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歩行時のバランスの重要性と改善方法 著者:佐藤洋平(EHA監修)
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