生活習慣の改善に対する助言を行う「健康指導」は、高齢化社会が続く日本人の健康を支える重要な役割があります。
そこで今回、こちらの記事では、私たちの健康な生活をサポートしている健康指導について詳しくご説明します。
また、健康指導のなかでも歩行能力の維持・向上のために行う歩行指導について活用できる「歩行分析」についても詳しくご説明します。
ぜひ、こちらの記事を参考にしながら、歩行能力向上とパーソナルヘルスケアの実現につなげましょう。
健康指導による効果
現在、健康指導は企業以外にも学校や病院などで実施されており、私たちの健康維持に貢献しています。
また、健康指導は「医療費削減」や「企業の生産性向上」にも役立っているため、それぞれの効果について詳しく見ていきましょう。
医療費削減
日本は先進国のなかでもトップクラスの長寿国になり、年々医療費の負担が増加傾向にあります。
なお、医療費の負担については、死亡原因の上位を生活習慣病が原因で起こる循環器系の疾患が占めています。
そのため、生活習慣病予防や医療費の削減に向けての取り組みが必要不可欠です。
そこで、健康指導で生活習慣病など病気の予防が可能になると、医療費削減につながります。
(引用:特定健診・特定保健指導)
企業の生産性向上
健康指導は会社の健診やセミナーなどで実施されており、従業員の健康を守る重要な役割を担っています。
また、会社にとって従業員の健康を守ることは、生産性の向上や従業員のモチベーション維持にもつながります。
そのため、企業にとって健康指導の実施は、長期的視点から見ても大きな価値があると言えるでしょう。
(引用:特定保健指導の改善効果)
健康指導のなかの「歩行指導」
健康指導の事例としては、個別面談などの指導があります。
また、健康指導は大きく分けて「栄養指導」「生活指導」「運動指導」の3つの内容があります。
そのなかでも、栄養指導と並んで重視されているのが「運動指導」です。
運動指導は、現在の活動量を聞いた上で運動向上につながる具体的な方法を指導していきます。
そして、運動指導を行う際に重要視されているのが「歩行指導」です。
歩行指導は明確な目的を掲げて、歩行能力の向上が目指せるように指導していきます。
(引用:運動・身体活動指導のポイント)
健康増進につながる歩行方法
運動指導の一環として健康的な生活を送る上で必要不可欠になる歩行指導は、主に次のような定義があります。
・安全性の確保
・能率性の検討
・社会性の検討
この定義のなかでも安全性の確保が最優先になり、その他に優劣はありません。
そのため、安全性を確保した状態で歩行状況等に応じて個別に優先順位が変化することになります。
次に、それぞれの歩行指導の定義の内容について、詳しく見ていきましょう。
安全性の確保
安全性の確保は歩行指導における最優先事項になり、身体的かつ心理的な安全を確保することを考慮した指導です。
なお、身体的な安全確保とは、どのようにすれば事故を回避できるかについてを重視しています。
一方、心理的な安心確保とは、どのようにすれば安心な歩行が実現できるかを焦点に置いています。
(引用:第1章 歩行指導の基本的概念)
能率性の確保
歩行指導は一人ひとりの個別性を考慮しながら、歩行リスクを下げるように能率性の確保を大切にしていきます。
なお、具体的な能率性の確保には、以下のような内容があります。
・歩行技術の獲得
・目的地までのルート選定や行動計画
・手がかり等の情報の収集と分析
・姿勢を含む歩行運動
など
また、歩行速度が速いと能率性が向上することもありますが、ここでは安全性の観点から基本的には要求していません。
(引用:第1章 歩行指導の基本的概念)
社会性の検討
社会性の検討とは、見た目の自然な動きや容姿などの獲得を目的として行う際に有効な指導です。
主に、視覚障害者の歩行に対して安全性が確保されている範囲内で、客観的かつ合理的な検討を行います。
また、社会性の検討を目的に行う歩行指導は、障害者を目にする社会への理解向上につながります。
(引用:第1章 歩行指導の基本的概念)
歩行分析でパーソナルヘルスケアが実現!
安全な歩行を目指すために行う歩行指導は、個々の歩行状況に合わせたパーソナルヘルスケアが大切です。
しかし、歩行指導を行う際には一人ひとり歩行状態も異なるため、指導の評価や分析が難しいこともあるでしょう。
そこで、歩行指導を効率的に行うために活躍するのが「歩行分析」を使った歩行指導です。
歩行分析とは、一人ひとり異なる歩行パターンやリズムを見える化してすばやく確認することが可能です。
そのため、長時間歩行で見られる歩行バランスの崩れなどが詳しく分かるため、歩行指導の効果を高めることができます。
また、歩行分析を使うことで歩行指導の効果を高めることができると、生活習慣病など病気予防にも役立ちます。
まとめ
今回は「個々に合わせた健康指導!歩行分析でパーソナルヘルスケアを実現」についてご説明しました。
私たちが健康的な生活を送る上で歩行指導は大切な役割があり、歩行指導の効果を高めるためにも歩行分析が有効です。
そこで最後に健康的な歩行を支えるために活用できる「AYUMI EYE」をご紹介します。
AYUMI EYEは、歩行に必要な「バランス」「リズム」「推進力」を正確に測定・評価することができるデバイスです。
誰もが正確に歩行分析が可能なため、個々に合わせたパーソナルヘルスケアが実現します。
ぜひ、歩行分析を活用していきながら、健康指導の発展とともに健康的な歩行を目指しましょう。
(参考資料)
(引用:特定健診・特定保健指導)
(引用:運動・身体活動指導のポイント)
(引用:第1章 歩行指導の基本的概念)
歩行解析デバイスAYUMI EYEで歩行分析
AYUMI EYEはご利用者様の腰に専用ベルトを用いて装着し、10m歩くだけで評価を行うことが可能です。
バランスや歩行速度などがその場でiPad専用アプリにて解析され、結果が点数・マップ化してすぐに見ることができます。
測定者の評価の効率が上がるとともに、ご利用者様にもその場で結果を共有できるため、歩行の改善や歩行補助具の選定があっているのか、互いに確認することができます。
簡便な操作で分かりやすい結果をフィードバックできるAYUMI EYEを使用し、歩行分析を行ってみてはいかがでしょうか。
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