歩行解析と靴・インソールの関係

二足歩行をする人間の足元を安定させるためには、自分に合った靴選びやインソールの使用が有効です。

今回、こちらの記事では安全な歩行を支える靴選びやインソールの基本構造、ポイントについて詳しくご説明します。

また、正しい靴選びやインソールの使用に欠かせない歩行解析の関係性について詳しく解説していきます。

ぜひ、この記事を参考にしていただき、足の健康を守っていきましょう。

整形外科疾患で歩行訓練が行われる主な疾患

 

最初に、私たちの歩行を支える靴やインソールの基本機能をご説明します。

主に、靴やインソールには次のような基本機能が備わっていることで、私たちの歩行を安定させています。

 

・足の保護

・足のアーチサポート

・歩行の衝撃吸収

それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。

 

足の保護

 

歩行の際はすべてが平地とは限らず、障害物など凸凹な状況のなかで歩くことがあるでしょう。

そのような状況では、足首など関節に負担がかかることがあります。

そのため、靴で踵を固定することで関節にかかる負担を軽減することができます。

 

引用:足と靴の専門|歩行の評価

 

足のアーチサポート

 

私たちの足は横・内側縦・外側縦の3つのアーチがあり、着地時において衝撃を吸収する機能を担っています。

この3つの足のアーチをサポートする靴やインソールを使うことで、バランスの良い姿勢を保つことが可能です。

また、高齢者の場合は足部の変形などから足底アーチ機能が低下している場合が多く見られます。

そのため、高齢者の正しい靴選びやインソールの使用は転倒防止のためにも大切な要素になります。

 

引用:足と靴の専門|歩行の評価

 

歩行の衝撃吸収

 

歩行時は地面からの衝撃を直接足が受けることになります。

そのため、靴やインソールが地面からの衝撃をクッション代わりにすることで、衝撃を分散することが可能です。

衝撃を分散することができると足や膝、腰への負担を軽減できるため、膝痛や腰痛の予防にもつながります。


引用:足と靴の専門|歩行の評価

 

合わない靴の条件とは?

 

足は全体重を支えている土台となる部分です。

靴がうまく足に合わないと、膝や股関節の下半身だけではなく上半身にまで影響を及ぼしてしまいます。

そのため、靴が自分に合わない条件についても把握しておくことが有益です。

 

主に、以下のような条件がある靴を履いている場合は気をつけましょう。

 

小さ過ぎたり大き過ぎる

幅が合わない

足先が窮屈

用途が違う

 

以上のような条件の靴を履いていると、血行不良や足の変形が起こりやすくなります。


引用:足の大切さ

 

安全歩行を守る靴選びのポイント

次に、安全歩行を実現するために必要な靴選びのポイントをご説明します。

特に以下のような条件が揃っている靴がおすすめです。

 

・踵に硬さがある

・親指で曲がる

・適度にねじれている

それぞれのポイントを確認していきましょう。

 

踵に硬さがある

私たちが歩行を続けるなかで、一番最初に地面と接する部分の多くは踵です。

そのため、踵がぐらついてしまうと足全体が不安定になるため、膝や股関節に負荷がかかることになります。

そこで、踵が硬くてしっかりしている靴を履くことは足部を安定させることができるため、スムーズな歩行につながりま

 

引用:理学療法士が教える靴の選びのポイント

 

親指で曲がる

一般的には歩く際に踵をついた場合は、次第につま先方向に向かって足裏全体が地面に接触していきます。

そして、次の一歩を踏み出そうとする際には、親指の関節部分で地面を蹴り出そうとするのです。

そのため、親指の関節部分をしなやかに曲げることができる靴を履くと良いでしょう。

 

引用:理学療法士が教える靴の選びのポイント

 

適度にねじれている

私たちが歩く際は、体は上下運動の直線的な動きではなく複雑な動きが生じています。

そのため、複雑な体の動きに対応できるように、靴もある程度ねじれる構造であることが必要です。

靴に適度にねじれる構造があることで、体の動きを制限することなく動かせるため、効率的な歩行を続けることが可能です。

 

引用:理学療法士が教える靴の選びのポイント

 

正しい靴選びには歩行解析が効果的!

正しい靴選びには、自分の歩行の特徴や癖、またはバランスなどを総合的に判断して選ぶことが重要です。

そこで、正しい靴選びやインソールの使用の際に役立つのが歩行解析です。

歩行解析は、一人ひとり異なる歩行パターンなど歩行状態を詳細に調べることができます。

そのため、歩行状態を詳しく解析することで、個々の足に合わせた最適な靴選びやインソールの活用が実現します。

また、歩行解析のメリットは靴選びだけではありません。現在の靴に適した歩行改善にも役立つため、新しい靴を買わなくても今の靴を履きながら歩行能力の向上が目指せます。

 

まとめ

今回は「歩行解析と靴・インソールの関係」についてご説明しました。

歩行解析は、正しい靴選びやインソールの使用、または現在の靴を使った歩行改善に大変役立ちます。

そこで最後に、健康的な足を守るために正確な歩行解析ができる「AYUMI EYE」をご紹介します。

AYUMI EYEは、歩行に必要な「バランス」「リズム」「推進力」を正確に測定・評価できるデバイスです。

誰もが簡単に歩行解析ができるため、正しい歩行の習得とともに、自分に合った靴選びやインソールの使用にも貢献します。

ぜひ、歩行能力向上につながる歩行解析を活用しながら、いつまでも健康的な歩行を目指していきましょう。

 

(参考資料)

 

引用:足と靴の専門|歩行の評価

引用:足の大切さ

引用:理学療法士が教える靴の選びのポイント

 

 


歩行解析デバイスAYUMI EYEで歩行分析

AYUMI EYEはご利用者様の腰に専用ベルトを用いて装着し、10m歩くだけで評価を行うことが可能です。

バランスや歩行速度などがその場でiPad専用アプリにて解析され、結果が点数・マップ化してすぐに見ることができます。

測定者の評価の効率が上がるとともに、ご利用者様にもその場で結果を共有できるため、歩行の改善や歩行補助具の選定があっているのか、互いに確認することができます。

簡便な操作で分かりやすい結果をフィードバックできるAYUMI EYEを使用し、歩行分析を行ってみてはいかがでしょうか。

お問い合わせ

03-5447-5470 受付時間:平日 9:00~18:00

CONTACT

お問い合わせ

資料請求や、AYUMI EYEのご利用に関しての
お問い合わせはこちらからお願いします。
無償デモ機の貸し出しも受付しております。
お気軽にお問い合わせください。

歩行推進力とその改善方法
AYUMI EYE PREMIUM COLUMN第一弾
歩行推進力とその改善方法 著者:佐藤洋平(EHA監修)
今すぐ会員登録して見る