PREMIUM COLUMN

会員登録でさらに詳しい
歩行分析ノウハウが手に入る

ストライド分析の有効性!高齢者の転倒予防介入への期待

ストライド分析の有効性!高齢者の転倒予防介入への期待

歩行におけるストライドの分析は、高齢者の転倒予防を始め、歩行能力向上に大変役立ちます

そこで今回、こちらの記事ではストライド分析の有効性についてご説明します。

ぜひ、こちらの記事を参考にしながら、ストライド分析を活用して歩行能力向上にお役立てください。

ストライドについて

最初に、ストライドについて整理していきましょう。

ストライドとは、人間が1歩踏み出すときの「歩幅」のことを言います。

また、歩幅は「ステップ長」とも示されており、着地した足の踵から次の着地した足の踵までの距離を指します。

さらに、着地した足の踵から同じ足が再び着地した時の踵までの距離が「ストライド長」です。

なお、ストライド長はステップ2歩分ということもあるため「重複歩距離」とも呼ばれています。

【参考】:佐藤春彦Labo 運動分析学入門 歩行を測る 歩行速度は第6のバイタルサイン

高齢者の転倒予防に介入する「ストライドCV」

現在、高齢者の転倒リスクを予測するために、ストライド分析が活用されています。

また、ストライド分析のなかでも高齢者の転倒予防の分析として効果的なのが「ストライドCV」です。

次に、ストライドCVの分析について詳しく説明していきます。

ストライドCVとは?

ストライドCV(Coefficient of Varidation)とは、1歩行周期にかかる時間のばらつきを表しています。

なお、ストライドCVは、以下の計算式で成り立ちます。

ストライドCV [%] = (歩行周期時間の標準偏差 / 歩行周期時間の平均値)× 100

この指標は、歩行のリズム的な安定性を反映するものです。

そのため、不安定な歩き方などでストライドごとにかかる時間がばらつく場合には、この値が大きくなります

【参考】:信州大学 産業連携情報提供支援データベース 転倒防止のための高齢者の歩行動作評価

ストライドCVが高齢者の歩行周期時間変動に影響

ストライドCVは、他の身体機能指標に比べて、転倒予測に優れていることがすでに研究で報告されています。

研究では高齢者の歩行中の時間要因の側面から、ストライドCVがどのように影響するのかについて調査しています。

その結果、高齢者はどの歩行速度においても若年者に比べて時間変動が大きいことがわかりました。

このことは、歩行速度に関わらず単脚支持時間のストライドCVが歩行周期時間変動に影響を及ぼしていることを示しています。

また、他にも高齢者の足底感覚の低下がストライドCVに及ぶことも示唆されています。

具体的には、高齢者の足底感覚の低下が見られることで、ストライドCVも有意に増加することです。

なお、足底感覚の低下は踵部で著しいことも明らかになっています。

そのため、高齢者の転倒予防には対象者の足底感覚を向上することが有効であると言えるでしょう。

さらに、歩行中の体幹動揺の規則性を高めるためにも、片脚立位保持能力を改善させる介入が良いでしょう。

そうすることで、ストライドCVを減少させることが可能で、高齢者の転倒原因の解明や転倒予防に役立ちます。

【参考】:J-Stage 高齢者の歩行周期時間変動に影響を及ぼす要因の検討

高齢者の視覚機能の低下が及ぼす「ストライド長」の減少

高齢者の転倒リスク要因の一つとして挙げられるのが、視力機能の低下です。

その点について、すでに高齢者の視覚機能とストライド長の減少について関連性を示した研究結果がでています。

研究検査では、高齢者が視覚情報制限ゴーグルを着用して、一律0.01まで視力を低下させた上で実施しました。

その結果、視力機能の低下が歩行速度やストライド長の減少など歩行動作の遅延や鈍化につながることが認められたのです。

また、低視力者と標準視力者との歩行速度を比較したところ、低視力者の方が歩行速度が低下しました。

なお、本研究の視覚情報制限は完全遮断ではなく、足元の障害物は認知可能な状態で行っています。

そのため、歩行時の視線は足元に近づけざるを得なかったことも考えられますが、視力とストライド長の関連性を裏付ける結果として参考になります。

【参考】:日総研かいごねっとYouTubeチャンネル 転倒リスクのアセスメントと転ばない介助術・環境の改善策cm

高齢者の転倒経験者に多いストライドの特徴

高齢者のなかでも転倒を経験している人は、ストライドにも特徴があるようです。

その点について、高齢者施設の入居者対象に、過去1年間で転倒を経験した高齢者と非転倒経験者の歩容を比較した研究結果が参考になります。

研究結果では、転倒経験群は非転倒群と比べて歩行速度が有意に遅く、さらにストライドや歩幅が有意に狭かったことがわかりました。

一方、歩隔や歩行角は有意に広く立脚時間と両脚支持時間は有意に長かったことが明らかになっています。

そのため、転倒予防には歩行速度の低下に関与するストライドや、歩幅の改善が必要と言えるでしょう。

また、立脚時間や両脚支持時間の変化、歩隔や歩行角の変化の分析も有効です。

【参考】:医書ジェーピー 医学専門雑誌・書籍の電子配信サービス 転倒経験高齢者の短距離歩行分析による歩容の特徴

【参考】:J-Stage 転倒リスクが高い者の歩行特徴とその知見に基づく判別技術の開発,および当該分野の今後の展望

まとめ

今回は「ストライド分析の有効性!高齢者の転倒予防介入への期待」についてご説明しました。

高齢者に関わらず転倒予防の介入にストライド分析を行うことは、歩行能力向上に有効な手段と言えます。

そのため、ストライド分析とともに歩行能力向上に必要な要素の分析を行うことが必要です。

具体的な分析内容としては、歩行リズム歩行バランスの安定性、さらには安全に推進力を上げていくことです。

そこで、最後に歩行分析や歩行訓練の精度向上が期待できるデバイスである「AYUMI EYE」をご紹介します。

AYUMI EYEは、歩行に必要な要素である「バランス」「リズム」「推進力」を正確に測定・評価することが可能です。

正確な分析を簡単に見える化できるため、医療機関や高齢者施設など数多くの分野でリハビリやADL向上に貢献します。

ぜひ、歩行訓練の評価・分析の精度を上げていきながら、さらなる歩行能力向上を目指していきましょう。

(参考資料)
佐藤春彦Labo 運動分析学入門 歩行を測る 歩行速度は第6のバイタルサイン
信州大学 産業連携情報提供支援データベース 転倒防止のための高齢者の歩行動作評価
J-Stage 高齢者の歩行周期時間変動に影響を及ぼす要因の検討
医書ジェーピー 医学専門雑誌・書籍の電子配信サービス 転倒経験高齢者の短距離歩行分析による歩容の特徴
J-Stage 転倒リスクが高い者の歩行特徴とその知見に基づく判別技術の開発,および当該分野の今後の展望


歩行解析デバイスAYUMI EYEで歩行分析

AYUMI EYEはご利用者様の腰に専用ベルトを用いて装着し、10m歩くだけで評価を行うことが可能です。

バランスや歩行速度などがその場でiPad専用アプリにて解析され、結果が点数・マップ化してすぐに見ることができます。

測定者の評価の効率が上がるとともに、ご利用者様にもその場で結果を共有できるため、歩行の改善や歩行補助具の選定があっているのか、互いに確認することができます。

簡便な操作で分かりやすい結果をフィードバックできるAYUMI EYEを使用し、歩行分析を行ってみてはいかがでしょうか。

お問い合わせ

03-5447-5470 受付時間:平日 9:00~18:00

お問い合わせ

03-5447-5470 受付時間:平日 9:00~18:00

PREMIUM COLUMN

会員登録でさらに詳しい
歩行分析ノウハウが手に入る

シリーズ累計導入数 1,000件以上

介護・医療業界の累計導入数 1,000件以上

業種・業界問わずに導入されています

数名から100名超まで様々な施設で
ご利用頂いております。

VOICE

導入事例・お客様の声

AYUMI EYEは、業種・業界を問わず、
これまで多くの企業・公共機関
(特殊法人や行政、学校等)に導入いただきました。
ここでは、お客様の声の一部をご紹介します。

【AYUMI EYEインタビュー】医療法人社団色空会 お茶の水整形外科 機能リハビリテーション クリニック 佐々友斗 様

  (クリニック外観) Q1. 貴院の特徴についてお聞かせください。  当院は整形外科とリハビリテーション科を標榜しており、「的確な診断」「リハビリテーション」「インソールなどの装具療法」の...

【AYUMI EYEインタビュー】医療法人社団SEISEN清泉クリニック整形外科東京五反田

  Q1.貴院の特徴についてお聞かせください。 当院の法人としましては、まず‘本物の健康を提供する’というコンセプトで展開しております。  その中で障害を克服するためにはいかに自己治癒力を促...

【AYUMI EYEインタビュー】かもい名倉堂リハビリセンター 飯田さまにインタビューを行いました!!

実際にAYUMI EYEを現場で導入いただいた、かもい名倉堂リハビリセンター 飯田さまにAYUMI EYEを知っていただいたきっかけや、使用感、現場スタッフさまの感想など、 インタビューを行いました。...

【AYUMI EYEインタビュー】新横浜整形外科リウマチ科 石黒先生にインタビューを行いました!!

実際にAYUMI EYEを現場で導入いただいた、新横浜整形外科リウマチ科 理学療法士の石黒竜平先生にAYUMI EYEを知っていただいたきっかけや、使用感、現場スタッフさまの感想など、 インタビューを...

【AYUMI EYEインタビュー】こうのす共生病院 中里科長・片桐統括部長にインタビューを行いました!!

実際にAYUMI EYE medicalを現場で導入いただいた、こうのす共生病院 科長の中里先生、および、リハビリテーション統括部長の片桐先生に、AYUMI EYEを知っていただいたきっかけや、使用感...

【AYUMI EYEインタビュー】苑田会人工関節センター病院 田中友也さまにインタビューを行いました!!

実際にAYUMI EYE medicalを現場で導入いただいた、苑田会人工関節センター病院 理学療法士の田中友也さまに、AYUMI EYEを知っていただいたきっかけや、使用感、現場スタッフさまの感想な...

【AYUMI EYEインタビュー】フィッツリハ一之江 山田センター長にインタビューを行いました!!

実際にAYUMI EYEを現場で導入いただいた、フィッツリハ一之江のセンター長 山田様に、 AYUMI EYEを知っていただいたきっかけや、使用感、現場スタッフさまの感想など、 インタビューを行いまし...

【AYUMI EYEインタビュー】宝塚リハビリテーション病院 中谷先生にインタビューを行いました!!

2022年6月16日 実際にAYUMI EYEを現場で導入いただいた、宝塚リハビリテーション病院の中谷先生に、AYUMI EYEを知っていただいたきっかけや、使用感、現場スタッフさまの感想など、インタ...

宮崎県日南市の介護予防事業におけるAYUMI EYE導入事例

この度は、宮崎県日南市の介護予防事業におけるAYUMI EYEの導入事例をご紹介します。 1) 日南市の介護予防事業 ①事業内容についてお教えください。 ・一般介護予防事業「元気で長寿!!キープアップ...

【AYUMI Topics 小泉圭介インタビュー第5回】エクササイズに必須!プロアスリートも使用する理学療法士のおすすめアイテム

歩行機能を分析し、点数化するAYUMI EYE。質の高い歩行をしてAYUMI EYEの点数を高くするためにはどうしたら良いのでしょうか。AYUMI Topicsは、様々な専門家に歩行について伺いながら...

圧倒的な導入実績

資料請求・トライアル
の申し込みはこちら

まずはサービスの詳細を確認したい方

実際の操作を試してみたい方へ

楽しく続けられるレクリエーションで結果を見える化!

『介護レク広場』を運営するBCC株式会社が監修する、下肢の運動を目的としたタップダンスやボールを使ったレクリエーションプログラムを提供いたします。
レクリエーションを『楽しむ』ことが、運動意欲の向上につながり、自然とご利用者の運動習慣につながることをサポートいたします。
歩行推進力とその改善方法
AYUMI EYE PREMIUM COLUMN第3弾
歩行リズムの基礎と健康への関連 著者:佐藤洋平(EHA監修)
今すぐ会員登録して見る