歩行音を分析!バタバタ歩きの原因や歩行音を軽減する方法!

皆さんは歩行の際に静かに歩く方でしょうか?それともパタパタと音をたてて歩く方でしょうか?

歩行の際にでてくる大きな音には、さまざま原因が考えられます。

そのため、日々の歩行能力向上のためにも、歩行音を分析することは有効な手段の一つになるでしょう。

そこで、今回この記事では歩行音がでる際の原因や対策について、詳しく説明していきます。

ぜひ、この記事で歩行分析をしていきながら、歩行能力の向上にお役立てください。

昔からあった歩行音が静かな歩き方

最初に、歩行音がでない歩き方について確認していきましょう。

歩行音がでない歩き方をすることは、効率良く長距離を歩いても疲れにくいメリットがあります。

また、私たち日本人はすでに昔から静かな歩き方を実践していました。

それは、忍者の歩き方の特徴である「抜き足差し足」と江戸時代に広まっていた「なんば歩き」です。

抜き足とは、足を小指から徐々におろしていく歩き方です。

前に進んでいる時にこっそり片足を出して着地するため、歩行音がでません。

また、差し足は着地した抜き足の横位置にもう片足を着地させるために、前傾姿勢にならない歩き方です。

さらに、なんば歩きとは右手と右足、あるいは左手と左足と言ったように足と体を合わせて歩く方法です。

足音がたたない静かな歩き方で、腰もねじれず頭も上下左右にぶれないため、長距離を楽に歩くことが可能であったと言われています。

以上のように、私たち日本人は古来から、その時代に合わせて効率良く歩くための工夫を重ねてきていることがわかります。

引用元:白桃会・佐山史織 抜き足・差し足・忍び足・禹歩

引用元:BUDO JAPAN CHANNEL これが本当のナンバ歩き! 昔の日本人は超効率的な歩き方をしていた! 【The Nanba Walking】 SAMURAI Super-Efficient Method of Walking!

歩行音が大きい歩き方の原因

次に、歩行の際にバタバタといった歩行音がでる原因について説明していきます。

なお、歩行音がでる原因はさまざまですが、ここでは主に次の4点についてご説明します。

  • ・靴の種類
  • ・足の着地
  • ・引きずり歩き
  • ・前に進む意識が強すぎる

それぞれの特徴について分析していきましょう。

靴の種類

歩行音がでる場合は、靴の種類に関係しているケースがあります。

例えば、サンダルのように足と靴がきちんと固定されていないものは音がなりやすいです。

また、靴底のヒール部分と床面との衝突が特徴的であるハイヒールも足音が響きやすい傾向があります。

引用元:CINDERELLA SHOES あなたの歩行中の音はどんな音?音でわかる歩き方チェック。

足の着地

かかとから着地してつま先に抜けていく通常の体重移動の軌道が保てていない場合に、歩行音が大きくなることがあります。

その場合、足裏全体に一気に体重を乗せてしまうために、足音が強くでてしまうのです。

また、足を上げることばかりに気をつけてしまうと、足を着くことに無防備になるため、バンバンと大きな音を立てる場合があります。

引用元:note 【足音が出ないように歩くだけ】ジャンプ力を向上させるための接地法

引きずり歩き

足をずるずる引きずるように歩く引きずり歩きも、大きな歩行音がでる原因になります。

引きずり歩きは高齢者に多く見られますが、最近では若者世代でも見かけるようになっています。

例えば、シューズの裏側がすり減っている方は、足を引きずって歩いている可能性が高いです。

この歩き方をしている場合、太ももの前面の筋肉を多く使っている可能性があり、太ももが太くなりがちになります。

なお、足を引きずらないためには膝の曲げ伸ばしに気をつけながら歩くようにしましょう。

引用元:三重県桑名市の整体院「整体にこにこスタイル」 歩くときに足を引きずってしまう原因と3分解消法

前に進む意識が強すぎる

歩行の際には、体の姿勢を地面と垂直で保つように歩くことが大切です。

しかし、速く歩こうとすればするほど身体が極端に前かがみになってしまうことで、バランスが崩れやすくなります。

そうなると、結果的に大きな音を立てて歩いてしまうことになります。

引用元:競歩流ウォーキングで人生を健康で楽しくしていくブログ 足がパタパタとなってしまう3大原因とその対策方法

歩行音を軽減するには正しいフォームで歩くことが大切!

バタバタと足音を鳴らして歩いている方は、地面の衝撃が足に影響を及ぼしている可能性があります。

そのため、正しい歩行フォームの習得と歩行訓練が必要です。

正しい歩き方とは、お腹に軽く力を入れて歩くことが良いです。

なお、お尻の穴を締める感じで力を入れると軽くお腹に力が入るため、腹筋に力を入れるイメージが難しい人はお尻を意識すると良いでしょう。

また、背筋を伸ばした状態を維持して歩くことも大切です。

背骨の真上に頭がある状態で上半身を開いて、あごを引いた姿勢を心がけましょう。

さらに、大股で早く歩くことや、腕を大きく後ろに振って歩くことも意識しましょう。

これらを意識しておくことで、足の切り返し方もスムーズになり、バタバタ歩きを防ぐことが可能です。

関連コラム①:歩き方のクセは変えられる?推奨されている正しい歩き方とは

歩き方のクセは変えられる?推奨されている正しい歩き方とは

関連コラム②:健康に効果的な歩き方とは?

健康に効果的な歩き方とは?

まとめ

今回は「歩行音を分析!バタバタ歩きの原因や歩行音を軽減する方法!」についてご説明しました。

歩行分析のなかでも、歩行音を観察していくことは、日々の歩行チェックに有効です。

また、歩行音を軽減して足のダメージを軽減していくためには、正しいフォームで歩くことが必要です。

そこで、最後に正しい歩行フォームの習得と歩行分析の精度を上げることに役立つ「AYUMI EYE」をご紹介します。

AYUMI EYEは、歩行に必要な要素である「バランス」「リズム」「推進力」を正確に測定・評価することができるデバイスです。

歩行分析の正確さと分かりやすさが好評で、現在医療機関や高齢者施設など多くの分野で活用されています。

ぜひ、皆さんも歩行分析の精度を上げていきながら、歩行能力向上を目指していきましょう。

(参考資料)
CINDERELLA SHOES あなたの歩行中の音はどんな音?音でわかる歩き方チェック。 note 【足音が出ないように歩くだけ】ジャンプ力を向上させるための接地法
三重県桑名市の整体院「整体にこにこスタイル」 歩くときに足を引きずってしまう原因と3分解消法
競歩流ウォーキングで人生を健康で楽しくしていくブログ 足がパタパタとなってしまう3大原因とその対策方法
国際基督教大学 足音の科学
ヒーローズスキル東京-ランニングデザイナー近藤裕彰- 【足音を立てない走り方】すぐに変わる!足が速くなるコツは、バタバタ走ることをやめること?


歩行解析デバイスAYUMI EYEで歩行分析

AYUMI EYEはご利用者様の腰に専用ベルトを用いて装着し、10m歩くだけで評価を行うことが可能です。

バランスや歩行速度などがその場でiPad専用アプリにて解析され、結果が点数・マップ化してすぐに見ることができます。

測定者の評価の効率が上がるとともに、ご利用者様にもその場で結果を共有できるため、歩行の改善や歩行補助具の選定があっているのか、互いに確認することができます。

簡便な操作で分かりやすい結果をフィードバックできるAYUMI EYEを使用し、歩行分析を行ってみてはいかがでしょうか。

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歩行推進力とその改善方法
AYUMI EYE PREMIUM COLUMN第2弾
歩行時のバランスの重要性と改善方法 著者:佐藤洋平(EHA監修)
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