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歩行評価に役立つハンドヘルゴダイナモメーター(HHD)の効果や問題点とは?

歩行評価に役立つハンドヘルゴダイナモメーター(HHD)の効果や問題点とは?

等尺性筋力が容易に測定できるハンドヘルドダイナモメーター(以下HHD)。

HHDは、筋力を客観的に数値化することができるため、リハビリの問題点や治療効果の分析に役立ちます。

一方、問題点も挙げられているため、デメリットを把握しておくことも必要です。

そこで今回、HHDについて詳しくご説明します。

こちらの記事を参考にしていただき、リハビリ評価や歩行能力の向上にお役立てください。

関節伸展筋力測定に有効なハンドヘルゴダイナモメーター(HHD)

HHDは、簡易的で持ち運びが便利な測定器です。

研究では、下記対象の関節伸展筋力測定をHHDで行った際、検者再現性が良好との報告がされています。

  • ・神経疾患患者
  • ・脳卒中患者
  • ・転倒経験のある高齢者
  • ・股関節骨折患者

また、HHDの評価場面はリハビリ訓練室だけでは留まりません。

病棟のベッドサイドや訪問リハビリテーションの自宅など、場所を選ばず使用できるのも魅力的です。

【1年目セラピストの練習風景】 HHD(ハンドヘルドダイナモメーター)を使ったH固定法による膝伸展筋力の測定場面です。 これがマスターできれば、日々の臨床でより簡易に筋力を定量化でき、役に立ちます👌👌 #ハンドヘルドダイナモメーター #筋力測定 #ミュータス #理学療法士求人募集 #作業療法士求人募集 #言語聴覚士求人募集

大阪たつみリハビリテーション病院さんの投稿 2020年12月26日土曜日

引用元:大阪たつみリハビリテーション病院 【1年目セラピストの練習風景】 HHD(ハンドヘルドダイナモメーター)を使ったH固定法による膝伸展筋力の測定場面です。

股関節伸展や屈曲の筋力評価に役立つHHD!

HHDは、歩行能力を上げるために主要な下肢抗重力筋の一つである股関節伸展筋力や、歩行時に必要な股関節屈曲筋力の測定に貢献します。

股関節伸展筋力の特徴としては、歩行や昇段など活動レベルに相応して筋活動量が増加する傾向があります。

また、股関節の伸展筋は臨床においても変形性股関節症や下肢関節術後、あるいは加齢による廃用性変化において、筋力低下を起こしやすい筋肉になります。

そのため、股関節伸展筋力を正確に評価することは、術後歩行リハビリの早期回復や高齢者の歩行能力向上に寄与する重要な働きがあります。

さらに、最近の研究では主要な股関節屈筋の一つである大腰筋が、歩行時の下肢振り出しに関与していることが報告済みです。

そのため、歩行スピードや歩幅の規定要因に関わってくる股関節屈筋をHHDで正確に評価することは、歩行能力向上に役立ちます。

引用元:J-STAGE ハンドヘルドダイナモメーターを用いた 下肢筋力測定方法の工夫

高齢者の歩く力に貢献するHHD

筋力低下は年齢や疾患などで変化が著しく出てくるため、HHDは高齢者の筋力評価に効果的です。

現在、HHDは高齢者を対象とした介護予防事業における集団教室や介護施設などあらゆる場面で活用されています。

また、加齢による筋力低下を細かく見ていくと、上肢よりも下肢の方が顕著であることが報告されています。

さらに、加齢に伴う歩行速度の低下は歩幅の減少が影響しています。

その他、歩行と筋力の関係を見てみると、下肢の最大筋力が大きいほど、歩行速度や歩幅が拡大されていくことが明らかになっています。

そのため、HHDで歩行に必要な下肢筋力を評価していくことは、歩行自立を維持していく上で、高齢者に適した方法と言えるでしょう。

高齢者の膝関節伸展筋力の評価

加齢に伴う歩行速度の低下や歩幅の減少に関係する主な筋肉は、大腿四頭筋です。

特に、60代以降は大腿四頭筋による膝関節伸展筋力に急激な低下が認められており、歩行動作で見ていくと、70代前半に歩行速度が落ちていくことが報告されています。

また、高齢者にとって下肢筋力の衰えは、歩行能力の低下以外にも疾病の罹患や死亡に影響を及ぼすことがあります。

そこで、高齢者の歩行能力の向上や介護予防、さらには健康寿命を上げていくために、HHDで現状把握していくことが必要になります。

引用元:J-STAGE 高齢患者における等尺性膝伸展筋力と 歩行能力との関係

 

引用元:日本大学生産工学部 高齢者における歩行に必要な下肢筋力の検討

HHDの抱える問題点と対策とは?

高機能で等尺性筋力評価が簡単に行えるHHDですが、下記のような欠点も挙げられています。

  • ・検査の主観に大きく影響される
  • ・検査者の固定量が不足する場合は正確な測定が難しい
  • ・再現性が低い

特に、抵抗量の差をもって判定する筋力以上の場合に信頼性が低くなることや、筋力の微妙な変化の評価が困難であることが指摘されています。

すでに課題に対する取り組みも行われており、最近では固定ベルトを採用することで誰でも安定した測定結果が得られるように進化しています。

また、HHDは現在でもさまざまな臨床に対応できる評価の簡便性や信頼性、低価格性などを兼ね備えた開発が進められています。

HHDの筋力測定とともに歩行評価に必要なものは?

リハビリ場面など評価測定を行う際に重要なことは、検査対象者に対して時間的かつ身体的負担をかけない運用です。

また、最終目標である安定した歩行を目指すためには、平地だけでなく方向転換や階段などの応用的な評価が求められます。

さらに、一人ひとりの居住地域の環境や生活スタイルを考慮した上で、歩行評価をしていくことも大切です。

そこで、HHDの筋力評価以外にも歩行バランスや歩行リズムなど、総合的に評価できるシステムやデバイスを取り入れることも必要になります。

引用元:西九州大学 ハンドヘルドダイナモメーターによる股関節開排筋力の評価

まとめ

今回は「歩行評価に役立つハンドヘルゴダイナモメーター(HHD)の効果や問題点とは?」について説明しました。

HHDは、股関節伸展力の測定など歩行リハビリの評価に役立ちます。

一方で、総合的に歩く力を測定していくためには足りない部分もあります。

そこで、安定した歩行やリハビリ向上を目指す上で必要な評価・分析ができる方法が求められます。

そこで、おすすめなのがAYUMI EYEです。

AYUMI EYEは、総合的な歩行評価や分析に大切な「推進力」「バランス」「リズム」の3点を正確に測定できるデバイスです。

ぜひ、使いやすさと正確な評価が好評のAYUMI EYEを活用しながら、歩行能力を向上していきましょう。

(参考資料)
ハンドヘルドダイナモメーターを用いた肩関節外転筋力の測定
ハンドヘルドダイナモメーターによる等尺性股伸展筋力の測定
ハンドヘルドダイナモメーターを用いた新しい膝伸展筋力測定方法の臨床的有用性
筋力の測定
高齢患者における等尺性膝伸展筋力と歩行能力との関係
最大一歩幅や歩行動作における下肢筋群の加齢に伴う役割の変化
徒手筋力計による膝伸展筋力測定時のアーム長補正の必要性


歩行解析デバイスAYUMI EYEで歩行分析

AYUMI EYEはご利用者様の腰に専用ベルトを用いて装着し、10m歩くだけで評価を行うことが可能です。

バランスや歩行速度などがその場でiPad専用アプリにて解析され、結果が点数・マップ化してすぐに見ることができます。

測定者の評価の効率が上がるとともに、ご利用者様にもその場で結果を共有できるため、歩行の改善や歩行補助具の選定があっているのか、互いに確認することができます。

簡便な操作で分かりやすい結果をフィードバックできるAYUMI EYEを使用し、歩行分析を行ってみてはいかがでしょうか。

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