PREMIUM COLUMN

会員登録でさらに詳しい
歩行分析ノウハウが手に入る

歩行パフォーマンス向上にもつながるSSC(ストレッチ・ショートニング・サイクル)とは?

歩行パフォーマンス向上にもつながるSSC(ストレッチ・ショートニング・サイクル)とは?

スポーツ場面のトレーニングで良く耳にする「ストレッチ・ショートニング・サイクル」

ストレッチ・ショートニング・サイクル(以下SSC)とは、筋や腱が筋紡錘の伸張反射作用により、直後に強く素早く短縮される機能のことを言います。

SSCはスポーツ場面だけではなく、日常生活や歩行においても大きな働きがあります。

今回は、歩行パフォーマンスを上げるために必要なSSCの役割について解説していきます。

SSCを理解していきながら、歩行能力の維持・向上を目指していきましょう。

SSCで大きなパワーが発揮される理由とは?

私たちが筋力のパワーを最大に発揮できるためには、主に下記の要因が求められます。

  1. ①筋力を発揮するまでの時間を短縮する
  2. ②筋を伸ばすときに伸張反射が働いて、筋の発揮張力を高める
  3. ③筋の発揮張力が高まることで筋に付着している腱がばねのように振る舞い、弾性エネルギーを貯蔵・再利用できる

そこで、SSCにより通常脳からの指令が出てから最大限の筋力を発揮するまでにかかる時間を短縮。

また、伸長反射を働かせて弾性エネルギーをうまく利用できるため、最大限のパワーを引き出すことができます

引用元:陸上競技の理論と実践~Sprint & Conditioning~ 脚のバネを鍛える?(SSC運動: ストレッチ・ショート二ング・サイクル)

SSCの「伸長ー短縮サイクル」の仕組み

SSCは「伸長ー短縮サイクル」の力を指します。「伸長ー短縮サイクル」については、高く飛び跳ねる際の動作でご説明します。

高く上に飛び跳ねようとする際、そのまま足を伸ばしながら飛ぶことはなく、一旦膝を曲げてから飛ぶでしょう。

膝を曲げた際、大腿四頭筋など引き伸ばされる筋肉は耐えようとします。

その際、同時に両端の腱が引き伸ばされて、弾性エネルギーとして力を蓄えます。

そして飛ぶ瞬間、筋の収縮力に加えて腱の弾性エネルギーが解放されることにより、大きな力を得ることができるのです。

以上の一連の動作が「伸長ー短縮サイクル」になり、SSCの働きです。

SSCの機能が発揮されている場面

SSCは、飛び跳ねる場面以外にも下記のようなときに使われています。

スポーツで使われているSSCの場面

  • ・スプリット競技など速く走る動作
  • ・ボールを投げる際のテイクバック
  • ・ボールを蹴る前のバックスイング

また、スポーツ場面ではSSC運動とともに、強度の高いプライオメトリックトレーニングを導入することで、さらなる競技力向上を図ることができます。

日常生活の場面で使われているSSC場面

  • ・電話が鳴って小走りで電話を取りに行く
  • ・横断歩道で赤に変わりそうので急ぐとき
  • ・急に用事を思い出して駆け足で階段を上る
  • ・椅子からの立ち上がり動作

また、SSCを知っていると無理な力を入れずに歩行が目指せるため、歩行パフォーマンスにも変化が出てくるでしょう。

引用元:Motion Base ストレッチショートニングサイクル(SSC)とは?パフォーマンスアップに欠かせない基礎知識

引用元:TRAINER’S LAB 「生体力学」SSC(ストレッチショートニングサイクル)とは?VOL.2

歩行パフォーマンス向上に役立つSSC

SSCの歩行時に活躍する仕組みをご説明します。

まず、歩行ではターミナルスタンスで足関節背屈運動が起こります

すると、下腿三頭筋-アキレス腱に弾性エネルギーが蓄積されて、プレスイングで解放されることによって推進力が向上

その際に歩幅が大きくなれば、股関節の伸展作用で腸腰筋や大腿直筋にも弾性エネルギーが加わり、歩行をアシストしてくれます

また股関節の伸展作用に関しては、楽に歩くためには非常に重要な要素になります

股関節の伸展がうまくできていると、腸腰筋をスムーズに伸ばしてバネのように使うことができるため、楽な歩き方ができるのです。

しかし、股関節が固くなり伸展動作がうまくできなくなると、腸腰筋もうまく使えないため、不安定で疲れやすい歩き方になってしまいます。

そのため、SSCを生かした歩行パフォーマンス向上のためにも、股関節伸展の機能を高めていくことが必要です。

引用元:国立がん研究センター ホームエクササイズ(股関節伸展編)

高齢者の安全歩行に必要なSSCを高める方法

高齢者にとってSSCを生かした歩行パフォーマンスを上げる目的は、転倒のリスクを減らして安全歩行につなげることです。

そこで、高齢者がSSCの効果を最大限に発揮して安全歩行をする目的で求められるものをご紹介します。

  • ・足首の安定性
  • ・下腿三頭筋やアキレス腱の強化
  • ・大きな歩幅で歩く

特に、上記のなかでも大きな歩幅の獲得による地面反力が、SSC運動のパワーを引き出すために大きく影響していることが先行研究で分かっています。

しかし、高齢者の安全歩行には歩幅を大きくしてSSCの力を発揮するだけではなく、歩行リズムやバランスも安定していくことが必要です。

引用元:J-STAGE  はずみ運動を用いて評価した高齢者における伸張─短縮サイクル運動の遂行能力

まとめ

今回は「歩行パフォーマンス向上にもつながるSSCとは?」についてご説明しました。

SSCを理解してパワーを引き出すことは、歩行や日常生活などあらゆる場面で今より楽な体の動きを実現してくれます。

しかし、SSCは歩行パフォーマンス向上につながるヒントにはなりますが、総合的な歩行能力の取得にはなりません。

安全かつ安心歩行を目指すためには、歩行リズムや歩幅が増えていったときのバランスなど、細かい評価・分析が必要です。

そこでおすすめなのが、AYUMI EYEです。

AYUMI EYEは、歩行能力を維持・向上するために必要な「推進力」「バランス」「リズム」の3点を正確に評価・分析することができます。

現在、医療分野や介護施設など幅広く利用されているAYUMI EYEを活用して、SSCの力を発揮しながら、総合的な歩行パフォーマンスの向上につなげていきましょう。

(参考資料)
ストレッチショートニングサイクル(SSC)とは?パフォーマンスアップに欠かせない基礎知識
ストレッチショートニングサイクル(SSC)
第4回 伸ばしてから縮める:伸張―短縮サイクル運動
特定非営利活動法人 日本ストレッチング協会 「伸張反射とは」 より
はずみ運動を用いて評価した高齢者における 伸張─短縮サイクル運動の遂行能力
関節角度に与える影響・歩行速度変化が底屈トルク
第7話 伸張‐短縮サイクル(Stretch-Shortening Cycle; SSC)のトレーニング
爆発的な力発揮トレーニング
見落としがちな歩き方のポイント(その2)


歩行解析デバイスAYUMI EYEで歩行分析

AYUMI EYEはご利用者様の腰に専用ベルトを用いて装着し、10m歩くだけで評価を行うことが可能です。

バランスや歩行速度などがその場でiPad専用アプリにて解析され、結果が点数・マップ化してすぐに見ることができます。

測定者の評価の効率が上がるとともに、ご利用者様にもその場で結果を共有できるため、歩行の改善や歩行補助具の選定があっているのか、互いに確認することができます。

簡便な操作で分かりやすい結果をフィードバックできるAYUMI EYEを使用し、歩行分析を行ってみてはいかがでしょうか。

お問い合わせ

03-5447-5470 受付時間:平日 9:00~18:00

お問い合わせ

03-5447-5470 受付時間:平日 9:00~18:00

PREMIUM COLUMN

会員登録でさらに詳しい
歩行分析ノウハウが手に入る

シリーズ累計導入数 1,000件以上

介護・医療業界の累計導入数 1,000件以上

業種・業界問わずに導入されています

数名から100名超まで様々な施設で
ご利用頂いております。

VOICE

導入事例・お客様の声

AYUMI EYEは、業種・業界を問わず、
これまで多くの企業・公共機関
(特殊法人や行政、学校等)に導入いただきました。
ここでは、お客様の声の一部をご紹介します。

【AYUMI EYEインタビュー】医療法人社団色空会 お茶の水整形外科 機能リハビリテーション クリニック 佐々友斗 様

  (クリニック外観) Q1. 貴院の特徴についてお聞かせください。  当院は整形外科とリハビリテーション科を標榜しており、「的確な診断」「リハビリテーション」「インソールなどの装具療法」の...

【AYUMI EYEインタビュー】医療法人社団SEISEN清泉クリニック整形外科東京五反田

  Q1.貴院の特徴についてお聞かせください。 当院の法人としましては、まず‘本物の健康を提供する’というコンセプトで展開しております。  その中で障害を克服するためにはいかに自己治癒力を促...

【AYUMI EYEインタビュー】かもい名倉堂リハビリセンター 飯田さまにインタビューを行いました!!

実際にAYUMI EYEを現場で導入いただいた、かもい名倉堂リハビリセンター 飯田さまにAYUMI EYEを知っていただいたきっかけや、使用感、現場スタッフさまの感想など、 インタビューを行いました。...

【AYUMI EYEインタビュー】新横浜整形外科リウマチ科 石黒先生にインタビューを行いました!!

実際にAYUMI EYEを現場で導入いただいた、新横浜整形外科リウマチ科 理学療法士の石黒竜平先生にAYUMI EYEを知っていただいたきっかけや、使用感、現場スタッフさまの感想など、 インタビューを...

【AYUMI EYEインタビュー】こうのす共生病院 中里科長・片桐統括部長にインタビューを行いました!!

実際にAYUMI EYE medicalを現場で導入いただいた、こうのす共生病院 科長の中里先生、および、リハビリテーション統括部長の片桐先生に、AYUMI EYEを知っていただいたきっかけや、使用感...

【AYUMI EYEインタビュー】苑田会人工関節センター病院 田中友也さまにインタビューを行いました!!

実際にAYUMI EYE medicalを現場で導入いただいた、苑田会人工関節センター病院 理学療法士の田中友也さまに、AYUMI EYEを知っていただいたきっかけや、使用感、現場スタッフさまの感想な...

【AYUMI EYEインタビュー】フィッツリハ一之江 山田センター長にインタビューを行いました!!

実際にAYUMI EYEを現場で導入いただいた、フィッツリハ一之江のセンター長 山田様に、 AYUMI EYEを知っていただいたきっかけや、使用感、現場スタッフさまの感想など、 インタビューを行いまし...

【AYUMI EYEインタビュー】宝塚リハビリテーション病院 中谷先生にインタビューを行いました!!

2022年6月16日 実際にAYUMI EYEを現場で導入いただいた、宝塚リハビリテーション病院の中谷先生に、AYUMI EYEを知っていただいたきっかけや、使用感、現場スタッフさまの感想など、インタ...

宮崎県日南市の介護予防事業におけるAYUMI EYE導入事例

この度は、宮崎県日南市の介護予防事業におけるAYUMI EYEの導入事例をご紹介します。 1) 日南市の介護予防事業 ①事業内容についてお教えください。 ・一般介護予防事業「元気で長寿!!キープアップ...

【AYUMI Topics 小泉圭介インタビュー第5回】エクササイズに必須!プロアスリートも使用する理学療法士のおすすめアイテム

歩行機能を分析し、点数化するAYUMI EYE。質の高い歩行をしてAYUMI EYEの点数を高くするためにはどうしたら良いのでしょうか。AYUMI Topicsは、様々な専門家に歩行について伺いながら...

圧倒的な導入実績

資料請求・トライアル
の申し込みはこちら

まずはサービスの詳細を確認したい方

実際の操作を試してみたい方へ

楽しく続けられるレクリエーションで結果を見える化!

『介護レク広場』を運営するBCC株式会社が監修する、下肢の運動を目的としたタップダンスやボールを使ったレクリエーションプログラムを提供いたします。
レクリエーションを『楽しむ』ことが、運動意欲の向上につながり、自然とご利用者の運動習慣につながることをサポートいたします。
歩行推進力とその改善方法
AYUMI EYE PREMIUM COLUMN第3弾
歩行リズムの基礎と健康への関連 著者:佐藤洋平(EHA監修)
今すぐ会員登録して見る